避妊・ピル
-- 通常の避妊 --
低用量ピルを服用します。1日1錠毎日続けて飲むことにより避妊効果はほぼ100%です。
毎日決まった時間に飲む必要はありませんが忘れずに服用しましょう。
試しに1か月だけ飲んでみましょう、良ければ続ければよいし、中止したい時、いつでもやめられます。次の生理から妊娠は可能です。
ピルのメリット
- 生理痛が楽になる 量が減る
ピルを内服し初めての生理から 生理痛みが軽減してきます、また量も少なくなり生理中は普段よりずっと快適に過ごせることができます。特に生理痛のひどい方 量が多い方にはおすすめです。 - 生理前のいらいらが少し良くなる
PMS(月経前症候群)と言って 生理前になるとイライラ 気分の落ちこみ 頭痛などがピルの服用で楽に過ごせることができます。 - ニキビが減る
ニキビの気になる方 にもかなり有効です。皮膚科治療であまり効果が上がらない場合試してみる価値があります。
アダルトニキビのひどい方は、月経周期の乱れている方が多いようですので ピルを服用すると両方の改善になります。
1カ月分は2160円~。(初診料別)簡単な問診で処方します。
6-10カ月程度で副作用のチェックをします。
ピルのデメリット
- 服用開始7日目ごろまで少し気持ちが悪くなると訴える方が見えますが、そのうちに慣れてきます、
どうしてもだめな場合先生と相談しましょう。 種類を変更することもできます。 - 体重増加 個人差もありますが、食欲が増して体重が少し増える場合があります。
当院では体重を定期的にチェックして指導していますのでドロップアウトする方はごくわずかです。 - 深部静脈血栓症について
ごく稀ですが 特に足などに血栓症ができることがあります。 タバコを1日15本以上吸っている方、肥満の方、年齢が40歳以上の方にはお勧めできません。
手足がしびれる、むくみがひどくなる ふくらはぎが痛いなどありますが、処方時には十分説明します。
当院では 予防 早期発見のため 定期的に体重チェック、問診、血液検査(6-10か月)実施をしておりますのでご安心ください。
料金 安心料金設定にしました(税込価格)
1ヶ月分2310円+処方調剤料550円 = 計2860円、
2ヶ月分4620円+処方調剤料550円 = 計5120円、
(1ヶ月分に換算すると2560円)
3ヶ月分6930円+処方調剤料550円 = 計7480円、
※3ヶ月分の場合は処方調剤料合わせて一月あたり約2500円です。
ミニピル「スリンダ」と「セラゼッタ」の違いとは?
製造国および薬剤保障の相違点
スリンダは、日本国内で初めて承認されたミニピルであり、あすか製薬によって製造されています。厚生労働省の認可された薬剤で、薬剤保障制度の対象です。
一方のセラゼッタは、オルガノン社が提供する海外製の医薬品であり、輸入薬扱いとなるため薬剤保障の対象外です。
飲み方と服用サイクルの違い
スリンダは1シート28錠ですが、そのうち最後の4錠はプラセボ(偽薬)です。この期間に少量の消退出血(生理のような出血)が見られる場合がありますが、まったく出血がないケースも。2か月以上無出血が続く場合は、念のため妊娠の有無を確認しましょう。なお、プラセボなしでの連続服用は推奨されていません。
セラゼッタはプラセボ錠がなく、連日ホルモン薬のみを服用します。そのため、理論的には出血が起こらない構造ですが、個人差により不正出血が発生することもあります。定期的に(3〜4か月ごとに)妊娠の有無を確認するのが安心です。
含有されているプロゲスチンの違い
スリンダは「ドロスピレノン」というプロゲスチン成分を含み、これは「ヤーズ」や「ドロエチ」などにも使われている成分です。
セラゼッタには「デソゲストレル」が含まれており、「マーベロン」や「ファボワール」にも配合されています。
一般的に、ドロスピレノンは薬の半減期が長いとされており、そのため不正出血が起こりにくい傾向があると考えられています。
副作用に関しての違い
どちらもプロゲスチンの作用によって、吐き気、気分の落ち込み、不正出血などがまれに起こる可能性があります。ただし、副作用の出方には個人差があるため、一概にどちらが良いとは言い切れません。とはいえ、現時点の使用感では、スリンダの方が不正出血の頻度が低い可能性があります(※発売から日が浅いため、確定的な評価は今後に期待)。
初めての方は…
ミニピルを初めて試される方には、国内製造かつ薬剤保障対象である「スリンダ」をおすすめします。副作用などが気になる場合には、セラゼッタへの変更も検討可能です。
すでにセラゼッタを継続的に服用している方は、引き続き使用して問題ないケースが多いですが、可能であればスリンダへ切り替えることもご検討ください。
なお、スリンダやセラゼッタはいずれもエストロゲンを含んでいないため、体内のエストロゲン濃度が下がることもあり得ます。そのため、私見ではありますが、20代前半以下の若年層には従来型の低用量ピル(エストロゲン+プロゲスチン)を推奨する場合もあります。
料金
スリンダ 3,400円
セラゼッタ 3,200円
-- 緊急避妊(アフターピル) --
避妊に失敗した、コンドームが取れてしまったなど、妊娠を避けたい場合に飲む薬です。
性交後72時間までなら有効ですので、 72時間以内ならあせらなくてもかまいません。
簡単な問診だけで処方します。
【緊急避妊薬 ノルレボ 性交後72時間】
緊急避妊薬 ノルレボのお取り扱いをしています。
料金は税込9,500円ですが従来のものと比較して妊娠阻止率が85%と飛躍的に上がりました。(文献的にはプラノバールを使用した場合は57%だそうです。)
従来の吐気・嘔吐の副作用がかなり少なくなりました。
【緊急避妊薬 エラ Ella 性交後120時間まで有効】
フランスからの正規輸入品です。料金は税込12,000円。
1錠の服用で5日以内の避妊に有効です!
【費用】
従来のヤッペ法 :5,500円(税込)
緊急避妊薬 ノルレボ:9,500円(税込)
緊急避妊薬 エラ :12,000円(税込)